【カーボンクランク】ELILEEの取扱いを開始します【超軽量】

車体のアップグレードで最も効果を感じ取りやすいのはホイールです。

では、ホイールを変えたら次に変えるのは?

ハンドルや駆動系のコンポーネントなど、変えてみたいパーツはたくさんありますが、カーボンクランクはいかがでしょうか。

今回、ELILEE(エライリー)の取扱いを始めることになりましたので超軽量カーボンクランク「X310」をご紹介させて頂きます。

ELILEE X310

カーボンクランクについては、ROTORやSRAM、PRAXIS WORKSやTNIなど様々なメーカーから販売されています。

そんななか、上記ブランドに無くてELILEEにはあるものがあります。

それはスピンドルの選択肢。

最初に挙げたブランドはΦ30mmもしくはDUB規格(Φ28.99mm)からしか選ぶことはできません。

しかし、ELILEEにはΦ24mmのスピンドルが用意されています。つまり、シマノクランクをご使用の方ならBB交換の必要無くカーボンクランクを導入することが出来るんです。

ちょっと前まではBB30系のボトムブラケットを採用したバイクも多く、そういったバイクにはΦ30mmやDUBのスピンドルはちょうど良いのですが、最近のバイクはBSAやPF86のΦ24mmのボトムブラケットを採用していることが多くなっています。BB30のパイオニアであるcannondaleでさえ既にほとんどのバイクでBB30は使っておらずネジ切のBSAに切り替わっています。

BSAやPF86でもΦ30mmやDUBスピンドルに対応したBBを取り付けることで、それぞれ使用は可能です。ですが、もともとΦ24mmのスピンドルを使う前提で設計されたフレームにΦ30mmや28.99mmのスピンドルを通すことになるので、それなりに気になるポイントは出てきます。

一番気になるのはBBのベアリングサイズ。

フレーム側がスピンドルに合わせて広がってくれるということは無いので、太いスピンドルを通そうと思ったらベアリングサイズを変えるしかありません。

そのベアリングも外径を大きくすることは出来ないので、外径はそのままで内径を広げることになります。

そうなると、必然的にベアリング球や保持器のサイズが小さくなってしまいます。

ボトムブラケットはペダリングのパワーを真っ先に受ける部分なので、その部分がサイズダウンすることによってベアリングの耐久性に不安が...というのが気になるポイントです。

その点、スピンドルがΦ24mmならこの心配もなくBBも変えることなく使えます。

この事から、Φ24mmのスピンドルサイズを持ったカーボンクランクを探していたのですが、今回取り扱うことになったELILEEが目的に合致してくれました。

超軽量カーボンクランク、重量310g

数あるカーボンクランクの中でもELILEE X310は恐らく最軽量クラス。

クランクアームとシャフトで310gという軽さになっています。

330g~350gくらいのカーボンクランクが多いと思うので、この軽さはアドバンテージになり得ます。

実測もしてみました。

アルミスパイダーとスペーサーなどの小物も全て付いた状態で356g。アルミスパイダーが公称45gなので、公称値ほぼピッタリの重量です。

クランクアームだけの重量をお伝えしてもピンと来ないと思うので、デュラエースのクランクセットと比較した場合どのくらい違うのかをお伝えしたいと思います。

デュラエースR-9200のクランクセットが公称値690gです。ELILEE X310にカーボンスパイダーアームとデュラエースのチェーンリングを取り付けた場合ざっくり490gになります。デュラエース比較で-200gというかなりの重量減を狙えます。単体パーツでこれほど重量を減らせるパーツもなかなかありません。

これがアルテグラや105からの交換になると、減らせる重量はさらに増えます。

というわけで、新規取り扱いのカーボンクランクELILEE X310のご紹介でした。

様々な車体に対応できるカーボンクランクですので、取付のご相談お待ちしております。

組み合わせのバリエーションも多岐に渡るので、公式の案内を参考にして頂ければと思います。

ELILEE X310

Φ24mm・・・¥65,200

DUB(Φ28.99mm)・・・¥54,900

アルミスパイダー・・・¥9,500

カーボンスパイダー・・・¥26,500

SIGEYI AXO パワーメーター・・・¥66,500

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Kenta Matsuda
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