ASSOSの最新テクノロジーを手ごろな価格で【EQUIPE R Bibshorts S11】

暖かくなってきて、すこしずつライドウェアも軽装になりつつある今日この頃です。

徐々に体も慣れ始めて、ライドの距離も伸びているんじゃないでしょうか。

距離を伸ばしていくと気になるのが、お尻や足事情だと思います。

足に関してはLAKEのシューズがめちゃくちゃオススメです。ちゃんとしたサイズ選択をすれば圧迫による痛みや痺れとは無縁のシューズだと思います。特に本革を使ったシューズは革の馴染みでビックリするくらいフィット感が良くなっていくので、一度使うとやめられません。

もうひとつ、一度使うとやめられないのがASSOSのビブショーツ。

お尻事情はASSOSのビブショーツがかなり解消してくれます。

というわけで、2025春夏モデルでモデルチェンジしたASSOSのビブショーツのご紹介です。

EQUIPE R Bibshorts S11

今までS9シリーズだったEQUIPE Rシリーズですが、EQUIPE RSシリーズに続いて今シーズン待望のS11にモデルチェンジしました。

S9からS11への進化のポイントとしては、

  • 生地の変更
  • ビブストラップの改善
  • 生地の組立パターン

大体大きくこの3つがポイントになってくると思います。

生地の変更

S9シリーズではType.441という生地を使用していましたが、S11からはType.911という生地が使用されています。

Type.911はType.441に比べて伸縮性、コンプレッション性能が高いのが特徴です。

履くと身体に吸い付くようなフィット感を得られ、適度なコンプレッション性能によって筋肉のサポートにもなります。

また、水分を含んでもコンプレッション性能が落ちにくいという特徴があるようです。これによって、雨天のライドはもちろん発汗量の多くなる季節のライドでも生地の性能を落とすことなく、変わらないコンプレッション性能を与え続けてくれます。

ビブストラップの改善

S9シリーズから採用されたXフレームのビブストラップは引き継いでいます。

しかし、完璧と思っていたS9のビブストラップでしたがS11ではそれをさらに改良してきました。

・ロールバーの廃止

まず、S9ではパッド近くまでビブストラップが伸びるロールバーシステムが特徴でしたがこれは廃止されました。

ロールバーの役割はペダリング時に身体から離れようとするパッドを体に追従させることです。S11では生地がType.911に進化したことでコンプレッション性能と伸縮性が増し、身体への密着度が高まったことで不要になったようです。

それだけではなく、S9から引き継いだXフレームシステムですが、S11ではクロスする位置が高くなり、より引き上げる力が向上しています。

また、折返しの固定縫い合わせ方法も変更され、左右のストラップが自由に動けるようになり、体の動きに追従した伸縮が可能になりました 。

生地の組立パターン

生地の組立パターンの変更もS11になってロールバーが無くなったことに関係してきます。

S9ではパッド周辺を四角い形状で組み立てられていましたが、S11では丸みを帯びた形状に変化しました。これにより、S11ではお尻に対して全体で包み込むように持ち上げられ、密着感と身体への追従性が向上しています。

トップレベルの生地、機能、機構による完璧なフィット感

こうやって進化のポイントを並べてみるとロールバーの排除が大きなポイントになっている気がします。

つまり、S9まではロールバーに頼って多少無理やりでも肌にパッドを追従させていたという事なのかなとも思います。

しかし、S11ではロールバーに頼ることなく生地、機能、機構を見直すことでS9以上のフィット感とパッドの追従性を実現することができました。

これは完全に正統進化であり、EQUIPE R S11が完璧なフィット感を提供してくれるショーツであることは間違いありません。

ASSOSのウエアは単なる「ファッション」ではありません。

ASSOSはデザインを重視した、色鮮やかでファッション性に富んだブランドではありませんが、機能を究極まで突き詰めた「機能美」を持つブランドです。ビブショーツにここまで本気で取り組むブランドは他に無いでしょう。

だからこそ、ASSOSのウエアは「機材」だと言われています。

より速く、より快適に走る為に必要な「機材」なんです。

そんな究極まで機能を突き詰めた機材だからこそ他には無い機能美が宿り、結果として着用していてカッコいいブランドにもなっています。

ASSOSは確かに他のブランドから見るとハイブランドです。だけどそれにはそれ相応の理由があり、価格に見合った価値を十分に見いだせるブランドであると思います。

ASSOSのビブショーツを試したことの無い方は、今シーズンこそ是非着用してみてください!

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Kenta Matsuda
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