ボトルとボトルケージだけで空力アップ!?

新型Supersix Evo、デビューしてからここまで話題に尽きませんね。

発表直後に行われた東京、大阪、名古屋での試乗会での絶賛レビュー。

その後も各メディア、インフルエンサーからも超絶賛レビューが続々あがってきています。

そしてワールドツアーでのチームの活躍も後押しして、早くも今年最注目バイクとなったのではないでしょうか?

そんな、Supersix Evo。フレームに新素材の採用や、緩くなったUCIレギュレーションに合わせたフレーム形状、MOMOハン、など話題盛りだくさんですが、あるパーツを付けることで同社のエアロロードSystemsixと同等の空力性能を得ることが出来るというのはご存知でしょうか?

ReGrip Aero Bottle Cage & Gripper Aero Bottle

こちらが、そのパーツ。

ボトルケージとボトルです。

ボトルの方は通常のボトルと形状が大きく異なり、丸ではなく長方形のような形になっています。

ボトルの幅は取り付けた時にバイク正面から見てもフレームにしっかり隠れるようになっています。

これを取り付けることで疑似的にフレームの面積を増やし、空気の流れを整えるという事ですね。

そして、このボトルを取り付けるためのボトルケージがこちら。

Gripper Aero Bottleがピッタリ収まる形になっています。

このボトルケージが優れている点は、Gripper Aero Bottle専用では無い、という事。

なんと、一般的な丸ボトルも使用可能なんです!

空力性能と引き換えに、ボトルの抜き差しや飲料の飲みやすさは、やはり丸ボトルには劣ると思うので専用ボトル以外も使えるというのは非常にありがたい仕様です。

では、ボトルの抜き差しや飲料の飲みやすさがどのくらい劣るのか?実際に取り付けてライドして試してみました。

エアロボトルは使いにくいのか?

走ったコースは、いおりまでの定番往復コース。

ReGrip Aero Bottle Cage と Gripper Aero Bottle を2つずつ取り付けてライドしてきました。

飲みやすさについて

まず、飲料の飲みやすさですが、思ったよりは飲みやすかったです。

ボトル側面を押し込めば、それほど強く押し込まなくても結構な流量で飲料が出てきてくれます。ただし、側面を押せばですが。

側面ではなく縦に押し込んでみましたが、そもそも縦方向にはボトルが潰れにくいので飲料も出てきにくいです。

まぁ、形状的に側面が押し込みやすくなっているのでわざわざ縦に押す込むことも無いと思いますが。

ケージからの抜き差し

ケージからの抜き差しも案外スムーズに出来ました。

車体に取り付けずに単品同士で抜き差しを試した時は、めちゃくちゃ使いにくいかも...と思いましたが、ケージが車体に固定された状態だとスムーズに抜き差し出来ました。

ただし、ボトルの形状が四角なのでしっかりと収めるにはボトルを真っすぐ差し込む必要があります。これは最初慣れが必要だと思いますが、数回の抜き差しで慣れました。

位置さえ合っていればスムーズに差し込めます。

というわけで、特殊な形状をしている割には使いやすい方だと思います。あまりストレスを感じずに使うことが出来ました。

これを取り付けることによる空力アップ効果は、劇的に感じ取れるものでは無いかもしれません。いわゆるマージナルゲインで小さいものの積み重ねが大きな差になる、という部類のものです。

けど、単純にこういうパーツは面白いなと思います!

付けるだけでエアロフレーム並みの空力性能になるって興味をそそられるし、じゃあエアロフレームに付けたらどうなるんだ?って話ですよね!

このボトルとボトルケージにロマンを感じた方は、まず取り付けてみてはいかがでしょう!?