MageneのTPUチューブ、EXAR入荷しました
Mageneから、導入しやすい価格のTPUチューブが入荷しました!
TPUチューブとはTPU=熱可塑性ポリウレタンを材料としたチューブ。一般的なブチルチューブの半分以下の重量で、体積も78%小さくスペアチューブとしての携帯性にも優れます。
そもそもTPUチューブ自体は新しいものでは無く、4年ほど前から国内には上陸しています。
Tubolitoなんかは、その第一号にあたるかと思います。
当時から、軽くて携帯性に優れ、突き刺し強度はブチルの1.5倍という事で魅力的な商品ではありましたが価格がネックで導入に踏み切る方は多くありませんでした。(1本4.000円台後半~5,000円程)
その点、Magene EXAR TPUチューブはスペックはそのままに低コストを実現しており、これなら日常的にも使いやすいと思い今回の取り扱いに至りました。
Magene EXARの価格は1本1,650円(税込)。通常のブチルチューブとほぼ変わらない価格。従来のTPUチューブの3分の1程度の価格になっています。
対応サイズは700×23~28c。バルブ長60mmのものが入荷しております。
薄く、軽く、コンパクト。
実測重量は公称通り36g。
ホイール外周部を軽量化するには、このチューブとクリンチャータイヤの組み合わせが最軽量になるかと思います。
チューブレスと比べてどうなの?と聞かれる事も多いですが、乗り心地の良さは圧倒的にチューブレスです。
転がりの軽さなんかは大差無く感じますし、外周部の軽さはTPUチューブの方が軽くなります。チューブレスと比較しての最大のメリットはパンク時のリカバリーの容易さでしょうか。
TPUの弱点
とはいえ、TPUチューブもメリットしかないわけではありません。
4年前にTubolitoとチューブレスを切り替えながら使ってきた自身の経験談として、TPUの弱点をお伝えしておきます。
まずバルブ及びバルブの付け根が弱いです。TPUチューブはバルブが樹脂製の場合が多く、EXARも樹脂製です。
バルブコアが取り外せたりするのでこの部分からの空気漏れは起こりやすいです。
バルブの付け根もTPUと異素材の樹脂バルブを繋いでいる箇所になるので、あまり強くは無いです。EXARはその部分に補強が入っています。
以上のような事がTPUの弱点かなと思います。
これらは体感的に割と起こっておりまして、当時TPUチューブは1本5,000円程でしたから価格に見合わないかな...とは思っていました。
その点、EXARは1本1,650円なのでこういったことがあってもある程度は割り切れるかなと思います。
また、メーカーからも使用にあたっての注意事項がアナウンスされています。↓
注意事項
・本製品は耐熱性に優れていますが、リムブレーキ仕様の自転車で長い下り坂等の長時間ブレーキを使用することを想定される場合は、ポンピングブレーキを使用する等、リムの温度上昇をケアしながら走行してください。また、熱により空気圧の上昇が予想される場合は、あらかじめ空気を抜いて空気圧を下げた状態で使用してください。
・初期不良の確認のため、本製品を使用する前に0.5bar/8psi以下の空気を入れ、水の中に入れるなどし、空気漏れがないことを確認してください。装着後は保証対象外になりますので、ご注意ください。
・タイヤの中に装着しない状態で0.5bar/8psiを超える空気圧を入れないでください。破裂する可能性があります。
・その他、必ず取扱説明書をお読みいただいてから使用開始してください。
というわけで、TPUチューブを使う場合はその特性を理解してご使用頂ければと思います。
とはいえ1,650円でこの軽さのチューブが使えるのは驚きなので、まず試しに一度使ってみても良いかと思います!
リムブレーキでも使用可能となっていますので幅広い方に使って頂けます。是非一度お試しください!
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