Rapha Gentlemen's Race Kyoto TRACE 2023 "UNOFFICIAL"参加してきました。
とても長い名称のイベントですが、要は10年前に開催されたRapha Gentlemen's Race Kyoto(以下、RGRK)のルートをトレースするイベントです。
2023年5月6日。こちらのイベントに参加してきました。
Gentlemen's Raceは5人一組でチームを組み、リタイヤ以外は5人全員で協力して走り切らなくてはならないというイベント。
コース難易度も高く、グラベルを含む150km 3000mUPが基本となっています。
このコースを走った記録を、記憶が新しいうちに一気に紹介したいと思います。
M-2ノーパンクチャー倶楽部として参加
我々のチーム名はM-2ノーパンクチャー倶楽部。
昨年のRapha PRESTIGE 三条も同様のチーム名で参加しています。
単純に、パンクせずに走り切ろうという意気込みと願掛けのようなチーム名ですが、昨年はノーパンク達成ならずでした。
集合は早朝5時から。
準備やホテルからの移動もあるので、この日チームのみんなは3時頃から活動しています。
今回のイベントの看板。
この看板の通り、藤の花と木々の緑が印象的なコースでした。
チームリーダーの@naka_tsuna 。スタート前に入念にスマホで何かをチェックしています。
受付で貰えるこのスタンプカードに各チェックポイントでスタンプを押してもらいます。
ちなみに、このイベントは通常のロングライドイベントとは異なり、オフィシャルのサポートは一切ありません。
エイドステーションはもちろん、サポートカーなども無いので、起こる事象全てにチーム力で対応していく必要があります。
これもRaphaのイベントの面白さで、走力だけでなく対応力も問われる事になります。
5時30分から1分おきに順番にスタートしていき、我々のチームも5時49分にスタート。
スタート前には記念写真も撮って頂きました。
序盤からピーク
スタートしてから20km程は登り勾配が続きます。
しかも通るルートがかなりマニアックなので、いきなり合っているのか不安になるような場所も。
この道の先は、
こんなグラベルで、
こんな狭い道になって、ちょっとしたドロップオフもあり、
こんな吊り橋も渡らされました。
よくこんな道をルートに組み込めるなと、ワクワクしながら走らせて貰いました。
で、このあと暫く走ると突然現れる激坂ゾーン。
唐突に始まった激坂に写真撮る余裕も無く、なんとかつづら折りの箇所で激坂具合を撮ろうとしましたが、伝わりますかね?
多分、斜度20%はあったんじゃないかな。これが結構長い距離続きました...。
激坂を登り切るまであと少し。
早朝からみんなぜーはーぜーはー言いながら登ってました。
そんなこんなで最初のピーク登頂。
この後からグラベル区間に突入します。
最初のグラベルでいきなり1パンク
最初のグラベルは割とキレイで登りの難易度もそこまで高く無かった印象。
登っているように見えるけどこれは多分下っているところ。
こんな感じの割とキレイなグラベルで気持ち良く下って行きます。
一人、グラベルがめちゃくちゃ速いので先に下って撮影しながら待つ人。
この長い一つ目の下りグラベルもここまでは全員一緒でした。
このあと後ろでパンクしたらしく、気付かずに先行した私と@junichi.speed の二人で下で待つことに。
というわけで、今回もノーパンクチャー達成ならず。
しかもこの時、携帯の電波が圏外だったのでなぜ下りてこないのかも分からず、最悪怪我でリタイヤか?とも思っていました。
かなり待っても下りてこないので、登りなおそうとしたところに下りてきて、なんとか合流。
待っている間に見つけたこの川の、木々の緑と土色のコントラストが凄く印象的でした。
ちなみにここまでで、まだ40kmも走っていません。
なかなか辿り着かないCP1
CP1は86km地点。工程を半分以上過ぎてようやく最初のチェックポイントに辿り着けます。
そして、このCP1の前にもうひとグラベル。
グラベルに突入してしまうと補給ポイントは何も無くなるので、その前に自販機でしっかり水分を確保。
しばらく走るとすぐにこんな道。
基本的にこんな雰囲気の道ばっかりです。
登りのピークになるところは意外と吹きっさらしで肌寒く、少しでも風に当たらない場所で登りで遅れたチームメイトを待ちます。
この日は曇り空で風が強く、気温も思ったより上がりませんでしたが、長時間ライドするにはちょうど良い気温で助かりました。
多分カンカン照りだったら走り切れてなかったかも。
まだまだ元気な@junichi.speed 。
スタミナはあるけどキツイ登りの連続で腰が爆発しそうな@takayoshi6226 。
CP1目前にして足攣り&ハンガーノック気味のリーダー@naka_tsuna 。
チームメイトの足並みはバラバラですwww
なんだかんだで、なんとかCP1に辿り着き、
スタンプカードに押印。
アナログだけど、カードがスタンプで埋まっていくのが妙に嬉しく、走り終わった後も大事にとっておきたくなります。
ランチ後、即CP2へ
ランチはタベルナエスキーナのキッチンカーによるカレーライス。
CP1のスタンプもタベルナエスキーナのロゴマークになっていました。
バターチキンカレーとマッサマンカレーの2種類から選べましたが、マッサマンは売り切れ。辿り着くのが遅かったようです。
他にも補給食としてオートミールクッキー、チュロスなどの販売も。
もちろん、補給食を摂りながらここまで走ってきてはいますが、さすがにかなり腹が減っていました。
このカレーでガツンと栄養補給できた気がします。
ハンガーノック気味だったこの方もカレーを食べて奇跡の復活。
ここからCP2まで20kmくらい。
CP2には制限時間があり、それを過ぎるとショートカットコースを通ることになります。
CP1を出発したのが13時くらい。
CP2までは20kmの中に細かいアップダウンと250mUPくらいの登りがあるので、時間的にかなりギリギリ。
というわけでこの後CP2までは写真も撮らずに急ぎます。
なんとか制限時間内にCP2に到着。そして押印。
到着したのは14時30分くらい。
足切り30分前と、かなりギリギリでした。
CP2にて、このあとラスボスグラベルが待ち構えているという事を聞き震えます。
CP1のカレーで奇跡の復活を果たしたとはいえ、斜度のキツイ登りではいっぱいいっぱいのリーダーを助けます。
腰を押されるとやっぱり楽なようです。
そしてラスボスグラベルがこちら。
グラベルでこの斜度はエグイし、ガレ具合もすごい。
この斜度とガレ具合でラインを選びながら登っていくのは相当難しいです。
トラクションコントロール出来る脚力と、バイクコントロールの能力が問われます。
無理だと思ったら押して歩くのが無難。
バランス崩して転びかねない程の道だったので、怪我せず最後まで走り切りましょう。
ラスボスグラベルが終わったら舗装の下りでしたが、この下りもきつかった。
舗装は荒れまくり、斜度はキツイ。
下りの姿勢をとり続けるのがホントにしんどかった。
ここから下り基調で京都の街にようやく戻ります。
18時がゴールの制限時間。
せっかくCP2も通過できたし、制限時間内のゴールを目指してペダルを回し続けて、
無事ゴール。
ゴール時間は17時47分。
制限時間13分前。
ギリギリ時間内に走り切れました。
そしてゴール後はスタンプカードに最後の押印。
これにてRGRK TRACE 2023完走です。
走行ログはこちら↓
自分史上最高に過酷
昨年のPRESTIGE 三条もきついコースではありましたが、コース的には今回よりも一回り小さい120kmの2400mUP。
今回は150kmの3190mUP。
この差はデカい。
三条は時間も余裕でゴールできましたが、今回はホントにいっぱいいっぱい。
これを10年前に既に走っている人たちがいるというのが凄い。
10年前なんて、今よりもグラベルに対して機材のアドバンテージは無いし、もっと過酷だったはず。
Raphaが育んできたサイクリング文化の凄みを垣間見た気がします。
今年の我々のチャレンジもなんとか成功。
運営の皆様、一緒に走ってくださった参加者の皆様ありがとうございました。
またどこかで、サドルの上でお会いしましょう。
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