MAKUHAL施工のその後
MAKUHALの施工サービスを開始して5か月程経ちました。
サービス開始前に自分のタイヤに施工して試していたので、大体半年経過したタイヤ内部の状態を確認してみました。

すごく分かりにくいとは思うのですが、これで一応タイヤ全体に膜が張っている状態です。
写真の親指の左側に少し膜がめくれた部分があると思います。これはタイヤを外した時に膜が張っているのか自分でも疑問だったので爪で引っ搔いてみた部分です。かなり強めに引っ掻かないと、このようにめくれることはありませんでした。

引っ搔いた部分をめくるように剥がしてみました。
薄い膜がペリペリと剥がれていきます。
タイヤ全体をこのような薄い膜が覆っているのが分かると思います。
これが、シーラント不要のチューブレスシステム「MAKUHAL」です。
実際に使用してみて感じたことは、
- シーラントの管理が不要なので、シーラントを継ぎ足す必要が無いのが楽。
- バルブコアがシーラントで詰まる事が無いので、空気入れのストレスが無い。
- タイヤ内部に液体が無いことで走りが一段と軽くなる。
以上の3点です。
シーラント管理が不要になるというのはチューブレスユーザーにとって非常にありがたい事です。
「前にシーラントを入れたのはいつだったか?」「そろそろ継ぎ足した方が良いのか?」という不安がつきまとっていましたが、MAKUHALはそもそもシーラントが入ってないのでシーラント管理という概念がありません。タイヤに空気さえ入れればそれでオッケーです。
そして、走りも軽くなります。タイヤ内部に液体が無いので、恐らくこの状態こそがチューブレス本来の性能なんだと思います。
タイヤが太くなればなるほど、タイヤの空洞感を大きく感じるというか、軽やかさをより感じることが出来ると思います。
あとは、穴が開いても専用のリペアキットで完全修復出来るというのもMAKUHALのメリットです。専用キットは当初アルミ削り出しの高価なものしかありませんでしたが、プラスティック製の廉価版も先日発売となりました。
チューブレスユーザーならMAKUHALオススメです。これからチューブレスにしようと思っている方も、いきなりMAKUHALでいいんじゃないでしょうか。
この冬、オーバーホールのついでにMAKUHAL施工もいかがでしょう?
MAKUHAL施工に関してはこちらをどうぞ↓
MAKUHAL追加実験
またまた自分のタイヤで実験中なんですが、MAKUHAL施工したタイヤにタイヤインサートを入れてみました。

これは正直、通常施工よりも手間が掛かりました。
タイヤインサートを入れた状態でのMAKUHAL施工は不可能だと思うので、タイヤを嵌める前にタイヤ裏側にMAKUHALを塗布して乾燥させてみたり。
けど、ちゃんと乾いてないと嵌めるときに膜が破れました。
いや、これ無理かな。とも思ったんですが、なんとかインサートも入れて空気も抜けない状態を作れました。

あとは、実際に走らせてみて走行の摩擦がどう影響するか。
インサートとの摩擦で膜が破れてしまったらアウトですし、上手くいくかは全然分かりません。
けど、上手くいったら結構面白いですよねこの組み合わせ。
その後の展開にご期待下さい!
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